アバルト

アバルトシムカ 2000(1963-65 イタリア)

シムカ1000セダンのシャシーを流用し、ホイールベースを110mm切り詰め、アバルト自製の2.0Lエンジンを搭載したモデル。1946ccのDOHCエンジンは、レース用で204馬力を発生。車重はわずか665kgで、最高速度は270km/hをマークした。
メルセデスベンツ

ボシャート B300-24C ビターボ(ドイツ)

往年の名車300SLへのオマージュをW124系300CEをベースに示した車。R129系SLのフロントマスクを与えられ、Cピラー形状も変更されより流麗に。ガルウイングが特徴だが、生産されたほとんどは通常ドアのタイプだった。ごく少数の生産にとどまった。
MG

MG メトロ 6R4(1985 イギリス)

WRCのGr.B用ウエポンとして投入された、メトロの姿をした怪物マシン。ウィリアムズのパトリック・ヘッドが設計に関与。オールアルミの3.0L V6 DOHCをミドシップ配置し4輪を駆動、エンジンはレスポンスを重視し自然吸気の大排気量に拘った。
シュコダ

シュコダ 130RS(1975 チェコスロバキア)

110Rクーペをベースにコンペティション専用として開発されたモデル。リアに搭載される1.3L 直4 OHVは140馬力以上にチューン。720kgの軽量ボディとRRのリアトラクションを生かしモータースポーツで大活躍。「東のポルシェ」の異名をとった。
シュコダ

シュコダ 100/110(1970-80 チェコスロバキア)

64年に登場したモノコックボディ、リアエンジン、4輪独立懸架の1000MB。これをリファインしたのが100/110。文字通り1.0Lと1.1Lの直4 OHVを搭載。また、強化したエンジンを搭載したクーペモデル、110Rも用意。低価格から西欧諸国でも人気だった。
マトラ

マトラ M530(1967-70 フランス)

先代マトラ ジェットはルネ・ボネから継承したモデルだったが、こちらはマトラ初オリジナル設計のミドシップスポーツ。+2の後席、荷室を設けるなど実用性にも配慮。フォードV4をユニットごと流用しコストダウン。ソフトな足回りで、高速巡航を得意とした。
ロータス

ロータス エリーゼ Sr.1(1996-2001 イギリス)

ロータスの基本に戻ったような小型ミドシップスポーツがエリーゼ。アルミ押出材を接着して造ったペリメーターフレームが特徴で、車両重量は700kgそこそこと非常に軽量。初期モデルはローバーKシリーズの1.8L 118馬力を搭載し活発に走った。
ケーターハム

ケーターハム スーパーセブン JPE(1992 イギリス)

元F1ドライバーの名が冠されたジョナサン・パーマー・エボリューションはケーターハム35周年モデル。ノーマルより軽量高剛性な車体に、スウィンドンレーシングが手を入れた250馬力のボグゾール2.0Lエンジンを搭載。0-100mphでは当時の最高速を誇った。
マーキュリー

マーキュリー クーガー XR-7 IMSA GTO(1989)

フォード陣営が1989シーズンを戦うために送り込んだのが、モデルチェンジして間もない新型クーガーの形を模したシルエットフォーミュラ。シーズン中、2.3Lの直4ターボと5.5L V8を使い分ける。アウディ90クワトロを従え、年間王者を獲得した。
アウディ

アウディ 90クワトロ IMSA GTO(1989)

アウディ 90クワトロ IMSA GTO(1989) パイクスピーク仕様のS1クワトロから派生した720馬力の直5 2.2Lターボエンジンを搭載した4WDマシン。市販車の90と共通しているのはルーフ部分のみで、シャシーはパイプフレームで構成。速さは見せるも王者は取れずGTOクラスへの参戦は1年で終えた。
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