ロンズデール サルーン / エステート(1983-84 イギリス)

三菱

当時のイギリスは販売台数が激増する日本車に対して脅威を抱いており、日本車の輸入制限を実施していた。その対策として三菱は新たにロンズデールブランドを設け、オーストラリアで製造した三菱シグマ(日本名:ギャランΣ)を輸入販売した。しかし、ブランドの認知度は低く販売台数も伸びなかったため、わずか1年でロンズデールブランドは廃止となってしまった。

イギリスの、日本車に対する輸入制限は総市場シェアの11%。この制限がかからないオーストラリア製の車に新ブランドを与えて販売、輸入制限を回避して売り上げを伸ばすのが三菱の戦略だった。しかし、安価な値段設定をしたにも関わらずロンズデールの車は実際は全く売れず、在庫のロンズデールはバッチを付け替え三菱シグマとして販売された。ロンズデールはわずか1年少々と短命なブランドとなってしまった。

イギリスでは、三菱の日本生産車はコルトブランド、オーストラリア生産車はロンズデールブランドでディーラー販売されていた

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