当時、ロータリーエンジンモデルフルラインナップ体制確立を目標としていたマツダ。そのフラッグシップセダンとして、センチュリーやプレジデントに対抗するために設定されたのがこの車。大柄な車体は、オーストラリア製のホールデンプレミアをベースとし、これに13Bロータリーを搭載。しかし、当時の13Bはターボ過給もされておらず135馬力に留まる。これでは重量級の車体を動かすには力不足は否めず、鈍重で燃費の悪いセダンとなってしまった。
ロードペーサーの車体は、オーストラリアのホールデンプレミアのものを流用。プレミアの上位にはモナーロがあり、2ドアクーペが存在。また、強力なV8エンジンを搭載した辛口スポーツグレードのGTSも用意されており、こちらはロードペーサーと血筋がつながっているとは思えない派手な装いとなっていた。
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