エクサム 400i(1987-96 フランス)

その他

フランスでは1970年代より税制の優遇が受けられ、また運転免許も不要となるマイクロカーに一定の需要が存在していた。1987年、この市場に新モデルを投入し、マイクロカー分野のトップコンテンダーに躍り出たのがエクサムだった。この新モデルは全長3メートル未満の3ドアハッチバックであり、主に日本のクボタ製の2気筒ディーゼルエンジンが搭載され、CVTと組み合わされていた。400iはその名の通り400cc、9.78馬力のエンジンを搭載した4座席モデルであり、プジョー205に似たボディスタイルも特徴だった。これ以外にも325cc~600ccのエンジンが用意されており、全長が短く廉価な2座席モデルもラインナップされていた。400iについては、のちに排気量が拡大された500iへと改良された。

400iは4座席モデルであったが、325iはより短いボディを持つ2座モデル。さらにそのハイパワー版の600iも存在した。またこれらをベースとした400UT/500UTと呼ばれる商用モデルも存在しており、バリエーションが豊富なのがエクサムのマイクロカーであった。

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