プジョーのミドルクラスセダンである405は1988年からアメリカ市場でも販売が開始された。同市場ではクーペ需要も高かったことから、プジョーの経営陣に405クーペの量産化を提案するために、コーチビルダーのユーリエが独自に製作したプロトタイプがこのモデルだった。これはスポーツモデルのMi16をベースに仕立てられたもので、160馬力の直4 1.9L DOHC 16バルブエンジンを搭載。インテリアはレザーとアルカンターラを使用した上質なもので、サンルーフも備えるなど装備は充実していた。結局405クーペが市販されることは無かったが、次世代の406にはピニンファリーナ製の美しいクーペモデルがラインナップされた。

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