1984年8月にホンダのコンパクトカー「シティ(初代)」に追加されたオープンモデルである。開発にあたっては、イタリアのピニンファリーナがボディ構造の設計および転倒時の安全性を確保するロールバーのデザインを担当した。量産オープンカーとしては日本車で約14年ぶりの復活となり、1986年9月に初代シティがフルモデルチェンジを迎えるまでの約2年間販売された。
外装は、高性能モデル「シティ ターボII」のワイドフェンダーを流用した迫力あるスタイルが特徴。パワーユニットは、1.2L 直列4気筒SOHCの「ER」型(コンバックス仕様)を搭載する。トランスミッションは、5速MTのほかにO.D.付ホンダマチックを設定。最高出力は5速MT仕様が67ps、ホンダマチック仕様が63psとなっている。
ソフトトップは耐久性に優れる3層構造のクロスを採用した手動式。リアウィンドウには経年劣化に強い熱線入りガラスを採用し、実用性を高めている。ボディカラーは当時としては異例の全12色が用意された。1986年のモデルチェンジで2代目シティへ移行した際、カブリオレの設定は引き継がれなかったため、初代限りの希少なモデルとなった。

画像ギャラリー





