シェルビー コブラ “デイトナ” クーペ(1964-65 アメリカ)

シェルビー

FIAメイクス選手権のGT枠で戦うコブラは、空力性能が悪く、最高速ではフェラーリ250GTOの後塵を拝していた。これを改善すべく、ピート・ブロックはクーペボディを架装することを思いつく。65年にはGT枠の年間戦績でフェラーリを見事撃破。

ピート・ブロック発案のクーペ版コブラの製作については、当初キャロル・シェルビーは乗り気ではなかった。しかし、ケン・マイルズの仲介もあり製作にこぎつけた。初戦デイトナで、ピットトラブルが起きるまではレース序盤をリード。この快走もあり、クーペ版コブラは”デイトナ”の愛称で呼ばれた。

シェルビーコブラ289とデイトナクーペの比較。オープンボディのコブラの空力性能は非常に悪く、最高速度は250km/h程度に留まる。流麗なボディを得たデイトナコブラは300km/hを狙える性能を有し、フェラーリ250GTOへの挑戦権を得た。

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