GV

ポルシェ

ポルシェ 911 カレラRS 3.0(1974 ドイツ)

カレラRSは74年に大幅進化。エンジンを2994cc、230馬力に強化し、フェンダーを広げてより太いタイヤを履く。ドリルホールを開けたディスクと4ポットキャリパーを持つ917用ブレーキを採用。リアスポイラーもより大型化された。
ポルシェ

ポルシェ 911 カレラRS 2.7(1973 ドイツ)

最強モデルのカレラとレン・シュポルトを意味するRSを組み合わせた命名。FIAのGr.4ホモロゲーション獲得のために500台の生産を目標とした。911Sに対してエンジンを2.7Lに拡大。オイルクーラー取付用のフロントエアダムとダックテールが外観の特徴。
ホンダ

ホンダ ライフ ステップバン(1972-74)

ライフのプラットフォームを流用したコマーシャルバン。当時の軽自動車では異例だった背の高いボディにより居住スペースと荷室を両立。また、FFレイアウトを生かしフロア高を低く抑えていた。残念ながら販売は不調で、74年に生産を終了した。
フィアット

フィアット バルケッタ(1995-2007 イタリア)

ユーノス ロードスターの影響を受けて誕生した、X1/9以来のフィアット製2座ライトウエイトスポーツ。シャシーや足回りをプントから流用しているが、ホイールベースは大幅に短縮され、軽快な運動性を実現。エンジンは1.8L 直4 DOHC 130馬力を搭載。
フェラーリ

フェラーリ 512BB(1976-84 イタリア)

365GT4/BBの進化モデル。エンジンは4952ccまで拡大され、"5リッター"と"12気筒"を意味する512へ名称変更。リアオーバーハングが40mm延長され、後輪前方にNACAダクトが設置された。エンジン出力は360馬力に落とされたが、扱いやすさは向上した。
ホンダ

ホンダ バラードスポーツ CR-X(1983-87)

3代目シビック/2代目バラードがベースのスポーティーカー、デビューはこちらが2ヵ月早かった。事実上2シーターのボディに組み合わされるのは直4 1.3Lと1.5L。84年にZC型1.6L DOHC 135馬力を搭載したSiが追加。85年にはヘッドライトが固定式に変更。
MG

オースチン ヒーレー スプライトMk.2/MG ミジェット Mk.1(1961-64 イギリス)

スプライトは平凡なスタイリングに衣替えしてMk.2となる。カニ目の持つ個性は失われたが、ボディにはトランクリッドを設けるなど実用性が向上。当初は948ccだったが、62年に1.1L 56馬力に進化しギアボックスもシンクロが強化された。
BMW

BMW 333i(南アフリカ)

左ハンドルしか用意されなかったE30 M3の代わりに、南アフリカに投入されたモデル。国内Gr.1レース用ホモロゲモデルとしてBMW SAがアルピナと共同で開発。エンジンは733i用3.2L 直6 197馬力を搭載。駆動系やブレーキにアルピナの部品が使用された。生産はわずか201台。
フェラーリ

フェラーリ ディーノ206 コンペティツィオーネ プロトティーポ(1967 イタリア)

スポーツプロトタイプのディーノ206Sをベースに、ピニンファリーナが手掛けたコンセプトモデルで、パオロ・マルティンによるデザイン。1967年のフランクフルトモーター ショーで発表。330P3などのレーシングプロトタイプに影響を受けており、速度計と走行距離計は備えず、代わりにリアウイングを奢るなど、美しくもストイックでレーシーな雰囲気の仕上がりとなっていた。
ランチア

ランチア デルタ S4 ストラダーレ(1985 イタリア)

WRCのGr.Bカテゴリーで勝つために生まれたミドエンジン4WDの200台限定ホモロゲモデル。直4 1.8L DOHCにターボとスーパーチャージャーのダブル過給で250馬力を発生。姿はデルタに似ているが、中身は鋼管スペースフレームにFRPカウルの構成。
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