フランス

アルピーヌ

アルピーヌ A110(1962-77 フランス)

A108のボディ後半部のデザインを変更し、より洗練されたモデル。エンジン、サスペンションにルノー8の機構を流用。ブレーキは4輪ディスク、スイングアクスルも改良され操縦性は大幅に向上。エンジンは1.3Lと1.6Lが用意された。WRC初年度73年の王者を獲得。
アルピーヌ

アルピーヌ A310 V6(1977-85 フランス)

A310はモアパワーの要望に応え、PRVの2.7L V6 150馬力を搭載する。81年にはバンパー等意匠を変更し、足回りやホイールを5ターボ用のものに換えた。また、Gr.4向けのボディキットを備えたパックGTも用意され、GTブローニュでは2.9L 193馬力を搭載。
アルピーヌ

アルピーヌ A310(1971-76 フランス)

A110の後継車として開発され、より大きくより豪華になったスポーツカー。鋼管バックボーンフレームを持ち、ボディはアルピーヌ伝統のFRP製。リアに搭載されるエンジンはA110と同様の直4ヘミヘッドOHV 1.6L、127馬力。77年よりV6エンジンが搭載された。
プジョー

プジョー 106ラリー(フランス)

106に用意されたアマチュアラリー向けのスポーツモデル。高回転型の1.3Lエンジンは100馬力を発生。快適装備を省かれ、825kgと軽く仕立てたボディを活発に走らせた。白く塗られたミシュラン製スチールホイールも特徴。後期モデルは1.6L 118馬力となる。
ブガッティ

ブガッティ EB112(1993 フランス)

90年代にかけて復活した新生ブガッティが開発した大柄な高級セダン。ファストバックスタイルのボディはジウジアーロによるデザイン。カーボンモノコックの車体に6.0L V12を搭載し460馬力を発生、4輪を駆動する。ブガッティの経営破綻により市販はされず。
ルノー

ルノー 12 ゴルディーニ(1971-75 フランス)

ルノー12に設定されたスポーツグレード。ルノー16TSの1565ccを10.25の圧縮比と2基のツインチョーク・ウェバーによって、113馬力/6250rpmまでチューン。ブルーにホワイトのラインのカラーリングなど、8ゴルディーニを引き継いだホットモデルだった。
シトロエン

シトロエン M35(1969-71 フランス)

シトロエンがロータリーエンジン搭載車の市場導入を睨み、耐久試験等を目的に267台のみが販売された先行試作的モデル。アミ8をベースに、ユーリエ製の2ドアクーペボディを架装。サスペンションはハイドロニューマチックを採用。エンジンは1ローター497.5cc、49馬力。
ルノー

ルノー 12(1969-80 フランス)

ルノーのFWDとしては初のノッチバックセダン。1.3L OHV 54馬力をフロントオーバーハングに縦置きする。後に68馬力仕様を搭載したTSや、1.6Lを搭載したゴルディーニも追加。76年にはフェイスリフトを受ける。欧州全体で根強い人気があり、よく売れた。
シトロエン

シトロエン BX(1982-1994 フランス)

GSの実質的後継車となるハイドロニューマティック搭載の新モデル。デザインは社外コンペによりガンディーニ案を採用。基本的なベースはプジョーで、足回り等は305用をベースに油圧制御サスへと置き換えられていた。未来的なメーター回りも特徴だった。
ブガッティ

ブガッティ レールカー(1933-1958)

かつてブガッティは、巨大な超高級車であるタイプ41 "ロワイヤル" を製造した。エットーレ・ブガッティはロワイヤル30台の生産を見込んでいたが、世界恐慌のあおりを受け、実際に販売されたのはわずか7台のみであった。ロワイヤル用に用意した12.7Lのエンジンは使い道を失ってしまった。そこでエットーレ・ブガッティは、残ったロワイヤルのエンジンを使ってレールカー(動力付きの客車)を製作することを考えた。
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