世界の自動車カタログ

マツダ

マツダ R360クーペ(1960-69)

マツダ初の乗用車がR360クーペ。キャビンは小さいが後席2座を備える2+2モデル。当時の4輪自動車で最も低価格だった。Vツインエンジンで後輪を駆動。トランスミッションは当初からATが選べ、身障者用の手動スロットル/ブレーキ装着モデルも用意された。
日産

日産 フェアレディZ432(1969-71)

初代フェアレディZのトップモデル。432の名前は"4バルブ、3キャブ、ツインカム"に由来。GT-Rと共通のS20型 直6 DOHCは160馬力を発生。更に軽量化を突き詰めたZ432Rも存在。ただし、モータースポーツでは大排気量の240Zが活躍し、Z432はフェードアウトした。
TVR

TVR サーブラウ(1996-2006 イギリス)

ギリシア神話の怪獣「ケルベロス」が名前の由来。TVRとしては大柄な2+2のクーペだが、鋼管スペースフレームとFRPボディの構成で車重は1100kg程度に抑えられた。エンジンは自製4.2L V8 360馬力が用意され、後に4.5Lや直6 4.0Lも追加される。
アルピーヌ

アルピーヌ A110(1962-77 フランス)

A108のボディ後半部のデザインを変更し、より洗練されたモデル。エンジン、サスペンションにルノー8の機構を流用。ブレーキは4輪ディスク、スイングアクスルも改良され操縦性は大幅に向上。エンジンは1.3Lと1.6Lが用意された。WRC初年度73年の王者を獲得。
オースチン

オースチン セブン(1922-39 イギリス)

簡素だが手ごろで廉価な"サイクルカー"に対抗できる実用的な小型車としてハーバート・オースチンの主導で開発。セブンの名称はイギリスの課税馬力である7馬力に由来する。累計生産台数は29万台で、戦前の英国で最も多く生産された小型車となった。
BMW

BMW Dixi DA-1(1928-32 ドイツ)

第一次大戦の敗戦で航空機製造以外の道を模索したBMWは小型車生産を目論む。アイゼナハ車両製作所を買収し、彼らが生産していたDixi DA-1の生産権を継承。この車は英国オースチン セブンのライセンス生産モデルであった。これがBMWが製造した最初の車となる。
トヨタ

トヨタ セリカXX(1981-86)

セリカの6気筒ロングホイールベース版は2代目に進化。直線的なデザインにリトラクタブル式ヘッドライトを組み合わせる。エンジンはソアラから流用したツインカム2.8L、170馬力を採用。2.0Lモデルも用意され、後にターボ版やツインカムモデルも追加された。
アルピーヌ

アルピーヌ A310 V6(1977-85 フランス)

A310はモアパワーの要望に応え、PRVの2.7L V6 150馬力を搭載する。81年にはバンパー等意匠を変更し、足回りやホイールを5ターボ用のものに換えた。また、Gr.4向けのボディキットを備えたパックGTも用意され、GTブローニュでは2.9L 193馬力を搭載。
アルピーヌ

アルピーヌ A310(1971-76 フランス)

A110の後継車として開発され、より大きくより豪華になったスポーツカー。鋼管バックボーンフレームを持ち、ボディはアルピーヌ伝統のFRP製。リアに搭載されるエンジンはA110と同様の直4ヘミヘッドOHV 1.6L、127馬力。77年よりV6エンジンが搭載された。
スバル

スバル 360 ヤングSS(1968-69)

スバル360のモデルライフ末期に追加されたスポーツバージョン。カバー付きヘッドランプや中央がくぼんだルーフが特徴で、タコメーターや専用ステアリングも装備。エンジンは高圧縮比と2基のSUキャブにより36馬力を発生。最高速度は120km/hだった。
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