世界の自動車カタログ

プジョー

プジョー 106ラリー(フランス)

106に用意されたアマチュアラリー向けのスポーツモデル。高回転型の1.3Lエンジンは100馬力を発生。快適装備を省かれ、825kgと軽く仕立てたボディを活発に走らせた。白く塗られたミシュラン製スチールホイールも特徴。後期モデルは1.6L 118馬力となる。
トヨタ

トヨタ パブリカ(1961-69)

通産省の「国民車構想」に基づき開発された小型乗用車。虚飾を廃したボディは車重580kgに抑えられ、700cc 28馬力のエンジンで軽快に走った。66年には800ccに排気量拡大。質素な車は市場へのアピールに乏しく、その反省はカローラで生かされることとになった。
ポルシェ

ポルシェ 911ターボ プロトタイプ(1973 ドイツ)

911ターボの開発モデルは1973年のパリモーターショーに登場。外装部品はカレラRS3.0のものを多く共用していた。実はエンジンは木製モックアップ。この個体は後にオーストラリアに渡り、RSR用3.0Lを載せられ、しかも右ハンドルに改造され現存。
ポルシェ

ポルシェ 911 カレラRS 3.0(1974 ドイツ)

カレラRSは74年に大幅進化。エンジンを2994cc、230馬力に強化し、フェンダーを広げてより太いタイヤを履く。ドリルホールを開けたディスクと4ポットキャリパーを持つ917用ブレーキを採用。リアスポイラーもより大型化された。
ポルシェ

ポルシェ 911 カレラRS 2.7(1973 ドイツ)

最強モデルのカレラとレン・シュポルトを意味するRSを組み合わせた命名。FIAのGr.4ホモロゲーション獲得のために500台の生産を目標とした。911Sに対してエンジンを2.7Lに拡大。オイルクーラー取付用のフロントエアダムとダックテールが外観の特徴。
ホンダ

ホンダ ライフ ステップバン(1972-74)

ライフのプラットフォームを流用したコマーシャルバン。当時の軽自動車では異例だった背の高いボディにより居住スペースと荷室を両立。また、FFレイアウトを生かしフロア高を低く抑えていた。残念ながら販売は不調で、74年に生産を終了した。
フィアット

フィアット バルケッタ(1995-2007 イタリア)

ユーノス ロードスターの影響を受けて誕生した、X1/9以来のフィアット製2座ライトウエイトスポーツ。シャシーや足回りをプントから流用しているが、ホイールベースは大幅に短縮され、軽快な運動性を実現。エンジンは1.8L 直4 DOHC 130馬力を搭載。
フェラーリ

フェラーリ 512BB(1976-84 イタリア)

365GT4/BBの進化モデル。エンジンは4952ccまで拡大され、"5リッター"と"12気筒"を意味する512へ名称変更。リアオーバーハングが40mm延長され、後輪前方にNACAダクトが設置された。エンジン出力は360馬力に落とされたが、扱いやすさは向上した。
ホンダ

ホンダ バラードスポーツ CR-X(1983-87)

3代目シビック/2代目バラードがベースのスポーティーカー、デビューはこちらが2ヵ月早かった。事実上2シーターのボディに組み合わされるのは直4 1.3Lと1.5L。84年にZC型1.6L DOHC 135馬力を搭載したSiが追加。85年にはヘッドライトが固定式に変更。
MG

オースチン ヒーレー スプライトMk.2/MG ミジェット Mk.1(1961-64 イギリス)

スプライトは平凡なスタイリングに衣替えしてMk.2となる。カニ目の持つ個性は失われたが、ボディにはトランクリッドを設けるなど実用性が向上。当初は948ccだったが、62年に1.1L 56馬力に進化しギアボックスもシンクロが強化された。
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