世界の自動車カタログ

BMW

BMW 333i(南アフリカ)

左ハンドルしか用意されなかったE30 M3の代わりに、南アフリカに投入されたモデル。国内Gr.1レース用ホモロゲモデルとしてBMW SAがアルピナと共同で開発。エンジンは733i用3.2L 直6 197馬力を搭載。駆動系やブレーキにアルピナの部品が使用された。生産はわずか201台。
フェラーリ

フェラーリ ディーノ206 コンペティツィオーネ プロトティーポ(1967 イタリア)

スポーツプロトタイプのディーノ206Sをベースに、ピニンファリーナが手掛けたコンセプトモデルで、パオロ・マルティンによるデザイン。1967年のフランクフルトモーター ショーで発表。330P3などのレーシングプロトタイプに影響を受けており、速度計と走行距離計は備えず、代わりにリアウイングを奢るなど、美しくもストイックでレーシーな雰囲気の仕上がりとなっていた。
ランチア

ランチア デルタ S4 ストラダーレ(1985 イタリア)

WRCのGr.Bカテゴリーで勝つために生まれたミドエンジン4WDの200台限定ホモロゲモデル。直4 1.8L DOHCにターボとスーパーチャージャーのダブル過給で250馬力を発生。姿はデルタに似ているが、中身は鋼管スペースフレームにFRPカウルの構成。
アバルト

フィアット アバルト 695SS アセットコルサ(イタリア)

フィアット500のチューニングモデルがアバルト595/695。そのレース用モデルが695SSアセットコルサ。トレッドを拡大し10インチワイドタイヤを収めるためのオーバーフェンダーを備える。アバルト独自のヘミヘッドも用意された。
フェラーリ

フェラーリ 250GT SWB(1959-64 イタリア)

レース専用として250GTのホイールベースを2400mmに短縮したベルリネッタ。欧米の耐久レースで大活躍。61年からは市販モデルとなる。レース仕様はアルミボディで265/280馬力だが、市販モデルはスチールボディに225/245馬力とデチューンされていた。
ポルシェ

ポルシェ 911 スポーツクラシック(2023 ドイツ)

かつての空冷911をオマージュしたモデル。3.7Lの水平対向6気筒ツインターボは550馬力を発生、これに7段MTを組み合わせる。911ターボ用のワイドボディに、73カレラ風ダックテールスタイルの固定リアスポイラーも装備。足回りもターボ用がベースとなる。
ジャガー

ジャガー Eタイプ “ライトウェイト”(イギリス)

モータースポーツでフェラーリ250GTOに対抗するために産み出されたモデル。見た目はEタイプそのものだが、ボディやエンジンがアルミニウム製に置換された軽量モデルで車重は920kgに抑えられた。XK型3.8L 直6 DOHCは300馬力以上を発生した。
ポルシェ

ポルシェ 934(1976-77 ドイツ)

930ターボをベースとした、Gr.4用レーシングモデル。3.0Lの930/75型エンジンはポルシェ初の水冷インタークーラーを装着し1.4bar過給で485馬力を発生。巨大なオーバーフェンダーやフロントスポイラーが特徴で、車重は1090kgまで軽量化された。
ポルシェ

ポルシェ 935/2 “ベイビー”(1977 ドイツ)

1977年当時のドイツ・レーシングカー・マスターズ(DRM)は4.0L以下のクラスであるディビジョン1ではポルシェ935が大量に投入されて、それ以外では勝てないような状態に陥っていた。そこでテレビ局がエンジン排気量2.0L以下のディヴィジョン2のみの放送の意向を示し、これに憤慨したポルシェは2.0L以下クラスに合致する1.4Lターボの935を産み出した。当時のターボ係数は1.4のため、それを乗じてちょうど2.0Lに収まるように排気量を抑えた1425ccのフラット6ターボを開発、370馬力以上を発生。車重はバラスト込みで730kgに抑えられた。空力を重視したフロントフードのフィンと、その後端に内蔵されたミラーも特徴となっている。小排気量故に、ポルシェ935/2はベイビーの愛称で呼ばれた。
アバルト

アバルト OT2000クーペ アメリカ(1966 イタリア)

フィアット850クーペをベースにアバルトがチューニングしたモデル。アバルト自製の2.0L 直4 DOHCは185馬力を発生。710kgの車重には十分以上に強力で、最高速度は245km/h。スペアタイヤをくわえた顔が特徴的。
タイトルとURLをコピーしました