わずか7台のみが生産された、フォードGT40のロードゴーイングモデル。開発はフォードより依頼を受けたジョン・ワイア オートモーティブ。米国の規制をクリアするためにヘッドライトの配置が変わっており、それに合わせてフェンダー形状も変更。また、ラゲッジスペースを確保するために後部が延長されて、全長は265mmも増加していた。搭載されるエンジンは4.7L V8 OHVでホーリー製 715CFM 4バレルキャブレターと組み合わされ306馬力、45.5kg-mを発生。騒音対策と衝突安全のためにモノコック周りにはポリウレタン製の緩衝材を追加され、足回りにはゴムブッシュを使用するなど快適性にも配慮。オプションでエアコンを取り付けることもできた。価格は18,500ドルと、レース仕様のGT40よりも2,000ドルも高かった。
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