プジョー プロキシマ(1986 フランス)

プジョー

プジョー初のコンセプトカーであるクエーサーの後継として登場したのがこのモデル。ルーフ全体がリアにスライドする乗降システムを採用した2+2クーペ。オーバーハングを極端に切り詰め、車体の四隅にタイヤを配置したデザインが特徴。ミドシップ配置されるエンジンはPRVの2,849cc V6にツインターボを装着して600馬力、62kg-mを発生。これに、後輪スリップを検知し適切に前輪に駆動を配分する、トルクスプリット式4WDシステムを組み合わせる。アドバンスドカーらしく、GPSナビゲーション、衝突防止レーダーを搭載し、車内に5つのディスプレイを備えるなどドライバー支援も充実。エアコンやベンチレーションの電源はエンジンフード上の太陽光パネルより給電され、エンジン停止後も快適な室内空間を保てるように配慮されていた。

タイトルとURLをコピーしました