ジープJ52のカスタマイズコンセプトとして登場したパジェロ
1973年の東京モーターショーに出展されたモデル。ジープJ52をベースに軍用車イメージを払拭すべくドレスアップを受け、より一般ユーザーにアピールする車となっていた。フェンダーは改良され、大きなロールバーやパイプドア、更にオフロード用ワイドタイヤを装備するなど、その外観は若者向けのバギー的な装い。無線機やサーチライト、ウインチも装備してよりアクティブな使用にも対応した。エンジンは直4 2.3L OHV 95馬力を搭載。9年後の1982年に市販化されるパジェロのルーツとなるモデルだった。
当初はジープベースのコンセプトカーだったパジェロ。1979年にはジープとは決別し、フォルテ4WDをベースとしたよりモダンなコンセプトカーであるパジェロⅡに進化。そして1982年に、満を持してパジェロが市場投入された。
パジェロのそのルーツを知ると、このようなモデルがラインナップされていた意味が理解できる。最初はこのカタチだったのです。
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