この車は元々79年に製造されたシャシーNo.001のGr.5パンテーラだったが、その後マラネロのオートエリートの手によりGr.C仕様にコンバート。これは82年からのFIAの規定変更を受けたものだった。キャビン以外は大きく作り替えられ、まるでパンテーラがベースとはわからないほどの大改造を受けた。エンジンはフォード製5.8L V8 OHV(351クリーブランドユニット)を搭載し700馬力以上を発生。この車は82~83年にレース活動をしていたが、戦闘力が不足しており、リタイヤも続いたため好成績は残せなかった。
戦闘力不足から83年で活動を終えたこのGr.Cパンテーラは、近年1979年当初のオリジナルのGr.5仕様にレストアされて今も元気に走り回っている。
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