イギリス、スラウ工場製のシトロエンのクーペモデルはイギリス国内でのみ販売されたもの。大衆車2CVのプラットフォームを流用しており、エンジンも空冷フラットツインの425cc 12馬力を搭載。ボディはグラスファイバー製の独自のものとなっており、そのデザインは初代ロータス エリートも手掛けたピーター・カーワン・テイラーの手による。裕福層のセカンドカーとして計画されたが、同時期に登場したBMCミニよりも高価格であったため販売は苦戦、また生産にも手間がかかったため、わずか200台あまりをラインオフしただけでそのモデルライフを終えた。
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