トヨタは北米ディーラーからダットサン280ZXに対抗するスペシャリティカーを要望されていた。これに対応する形でデビューしたのがセリカ スープラだった。日本ではセリカ XXと呼ばれるモデルだったが、北米では”XX”が成人映画のレーティング用語だったため、代わりにスーパーという意味のラテン語である”スープラ”と名付けられた。スープラはセリカをベースとし、フロントバルクヘッド前を延長して直6エンジンを搭載、豪華な内装を与えられたセリカの上位モデルだった。北米版は当初2.6L 110馬力を設定、のちに2.8L 116馬力へとアップデートされた。装備面では4輪ディスクブレーキを標準採用し、4速オートマチックやクルーズコントロールをオプション設定するなど、当時としては先進的なものとなっていた。ボディは標準のセリカがノッチバックも選択できたのに対して、スープラはリフトバックのみの設定だった。
登場した時からスープラとZはライバル関係でした、そしてそれは今もなお。
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