第4世代のカマロZ28をベースにキャラウェイが手掛けたのがこの車。ターボチューンが得意だったキャラウェイではあったが、このカマロはターボに頼らずにハイパワーを得ていたことが特徴。ベースとなったZ28には5.7L V8 OHVで275馬力を発生するLT1が搭載されていたが、C8ではこれに手を加えた「スーパーナチュラル」エンジンを搭載。LT1は排気量を6.3Lに拡大した上でハイカムや鍛造ピストンの採用など内部を大幅にアップデートし404馬力までパワーアップされた。それに見合う様に足回りの強化や、オプションでF40用ブレーキキャリパーも採用。ブリヂストン製17インチランフラットタイヤとOZホイールの組み合わせも選択できた。外装はそれまでもキャラウェイ製チューニングカーのデザインを手掛けてきたポール・ドイチュマンによる「CamAerobody」と呼ばれるボディキットにより、迫力のある外観へと変貌していた。キャラウェイの手によるこの特別なカマロはわずか18台のみが製造された。
1997年に生産が終了したキャラウェイC8だったが、後期型カマロをベースとしたモデルが2台のみ製造された。エンジンはLS1をベースに6.3Lへと拡大し465馬力を得た。フロントバンパーが新形状ヘッドライトに合わせた形に改良されていた。
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