フォード GT ロードスター(1965 アメリカ)

フォード

国際レースでフェラーリに対抗する手段として生み出されたフォードGT(GT40とも呼ばれる)。これをベースとした新しいバリエーションとしてFAV(フォード・アドバンスド・ヴィークルズ)により4台製作されたのがGTロードスターだった。これはルーフを撤去することによる軽量化および、酷暑のレースでの乗員の快適性向上を狙った改良だった。GTロードスターは1965年のタルガフローリオとニュルブルクリンク1000kmを戦ったが、軽量化の効果が小さかった割にボディ剛性の低下が顕著であり、戦闘力不足であることが判明した。このため、FAV製のロードスターは以降のレースでは使用されなくなってしまった。

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