ケーニッヒスペシャルズ C62(1991 ドイツ)

その他

ポルシェ962Cはプライベートチーム向けにも多く市販されており、これをベースに公道仕様を製作する試みがいくつかあった。その最初の1台がケーニッヒスペシャルズが手掛けたC62だった。C62はドイツ国内法規に合わせてヘッドライト位置を移動し、公道での使用を考え車高は上げられていた。ボディカウルはカーボン製のオリジナルのもので、962Cのデザインに似てはいるが同じ部品は使われていなかった。エンジンは962Cのものではなく、911ターボ用の空冷フラット6をベースとした3.4Lツインターボが搭載。ブースト1.0バールで580馬力程度、1.4バールで800馬力以上を発生した。C62は当初30台程度の販売を予定していたが、景気悪化の影響を受け、実際に販売されたのはわずか3台であった。

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