光岡自動車が送り出した本格的ライトウェイトスポーツカー。外観はスーパーセブンに似るが、ボディサイズはひと回り大きくなっていた。鋼管スペースフレームにアルミ製ボディパネルを架装する手法もスーパーセブンに準じるものだったが、ゼロワンのそれはクラッシャブルゾーンを設けて衝突安全性にも配慮しつつ、車重700kg程度と軽量に仕上げられた独自のものであった。パワートレーンはユーノス ロードスター用を流用。初期に生産された99台は1.6L 直4 DOHC 120馬力を搭載していた。96年には運輸省の型式認定を受け、光岡自動車はゼロワンにより10番目の国産乗用車メーカーとして認められた。また、エンジン排気量を1.8Lへと拡大し130馬力にパワーアップするアップデートも受けた。2000年には継続生産車に新たに課される側面衝突試験に適合できないことから、惜しまれつつも生産終了となった。

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