ルノー 5ターボ(1980-84 フランス)

ルノー

ルノーがWRCでの勝利を目指して開発したラリーウエポンが5(サンク)ターボ。大衆車である5をベースとしていたが、その基本骨格は流用しつつも、パワートレーンをリアに移設したミドシップレイアウトを採用していた。縦置きされるエンジンは1.4Lの直4 OHVにギャレットT3タービンとインタークーラーを組み合わせ、160馬力、21.4kgmを発生。これにルノー30用の5速マニュアルトランスミッションを180°反転して組み合わせた。ボディスタイルは、大きく広げられた前後トレッドに合わせた強烈なオーバーフェンダーが特徴で、特にリアは大きなエアインレットも備える過激なスタイルとなっており、リアサスペンションはA310 V6のものを流用していた。また、軽量化のためにルーフ、ドア、リアハッチはアルミ製に置き換えられており、その車重は970kgに抑えられていた。グループ4カテゴリー用のホモロゲーションを満たすため、目標生産台数はわずか400台であり、少数生産が故に非常に高価であった。このため、内装には特別なデザインと高品質な素材が使用されていた。しかし、5ターボは想定以上の人気を博し、1800台以上を生産。のちにアルミ製部品をスチール製とし、内装を標準の5と共用としてコストを抑えた5ターボ2が追加で3000台以上も生産された。

こちらは量販版となったターボ2。初期生産モデルと外装の相違はほぼ無いが、ボディサイドのロゴは「TURBOⅡ」となっており、内装は標準の5のものを流用した平凡なものへと変更されていた。

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