
元ロータスの技術者により設計された、強固なグラスファイバー製モノコックを持つリアエンジンスポーツがクラン クルセイダーだった。スタイリングはロータス ヨーロッパも手掛けたジョン・フレイリングの手による。パワートレーンや前後サスペンションはヒルマン インプより流用していた。搭載される直列4気筒875ccのエンジンはチューニングを受けて52馬力を発生。これに4速マニュアルを組み合わせ、600kg程度の軽量ボディから160km/hの最高速を得た。運動性能は高く、サーキットやラリーなどの競技でも活躍した。1973年にはオイルショックや、クライスラーUKのストライキによりヒルマン インプの部品供給が不安定になった影響などもあり工場が閉鎖。クルセイダーはわずか315台の生産でその生涯を閉じた。
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