日産スカイライン GT-R（1991 オーストラリア）

わずか100台のみが用意されたオーストラリア仕様のR32スカイラインGT-R

R32スカイラインGT-Rは基本的には日本専売モデルだったが、わずかな例外がオーストラリア仕様。1990年よりATCC（オーストラリアツーリングカー選手権）に投入し、活躍が目覚ましかったスカイラインGT-Rは、翌91年に100台限定でオーストラリア市場に導入される。オーストラリアへ輸入後、灯火類や、マフラー、シートベルトなどを現地法規に合致するよう改造。スピードメーターは260km/h表記となり、長時間の高速走行に耐えられるようトランスミッションクーラーが装備された。また、ボンネット先端のSエンブレムが、日産のものに変えられているのも特徴。ボディカラーはブラックパールメタリック、ジェットシルバー、レッドパールメタリックの3色のみとなっていた。100台という少数ではあったが、掲げられたプライスタグは11万ドルと言う高額なものだったため全数は売れなかったようである。