フォード プローブ(1988-92 アメリカ)

フォード

マスタングになるはずだった車

第4世代のマスタングは、マツダMX-6(日本名:カペラC2)とプラットフォームを共用する前輪駆動車として大幅刷新が図られて登場する予定だった。しかし、これには旧来のマスタングユーザーやフォード内部でも反発が大きく、計画は頓挫。この前輪駆動マスタングは生産直前まで準備が整っており、フォードの先行開発コンセプトカーの”プローブ”の名を与えられて市場に投入されることとなった。プローブはマツダMX-6とは兄弟車だが、それとは全く異なる流麗な3ドアハッチバックボディを与えられていた。また足回りの開発には元F1ドライバーのジャッキー・スチュワートも関与するなど開発には相当な予算と労力が投入されていた。エンジンはマツダ製2.2L 直4 SOHCを搭載し、GTグレード用はインタークーラー付きターボを装着し145馬力を発生。のちにフォード製の3.0L V6 OHVも追加された。ちなみにリトラクタブル式ヘッドライトはマツダRX-7用が流用されていた。

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