フォード エスコート ZX2(1998-2003 アメリカ)

フォード

北米向けエスコートの3代目モデルには、標準モデルとは全く異なる意匠を与えられたクーペモデルが存在した。これは生産が終了したプローブの後継車種という位置づけを持った車だった。マツダのファミリア系と同様のBプラットフォームを使用し、エンジンはゼテックと名付けられた2.0L 直4 DOHC 130馬力を搭載し、0-60mph加速は8秒を切る俊足を見せた。99年には日本製コンパクトスポーツに対抗するため、ZX2 S/Rと呼ばれるホットバージョンを追加。アイバッハ製スプリングを組み込むなど足回りは強化され、ラッシュのインテークシステムとボーラマフラーにより145馬力まで出力アップされていた。2003年にフェイスリフトされるが、同年に生産終了となった。

日本ではとてもマイナーな存在のエスコートZX2も、アメリカでは手頃で走りの良いスポーツコンパクトとして愛されている。

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