オペル オメガ エボリューション500(1991-92 ドイツ)

オペル

オペルがDTMで戦うべくイルムシャーと共同開発したオメガのエボリューションモデル。ベースとなったのはオメガ3000 24Vで、この車の完成車をイルムシャーのファクトリーに持ち込み改造を行う生産手法を採った。235幅の18インチタイヤを収めるためにリアフェンダーはカットされ、前後オーバーフェンダーを装着。フロントスポイラーは調整可能で、リアの巨大なウイングは80km/h以上で段階的にせり上がり140km/hで最大高さに到達するもの。イルムシャーの24バルブヘッドが与えられ、鍛造ピストンなどでアップデートされた3.0L 直6 DOHCエンジンを搭載し230馬力を発生。0-100km/hは7.5秒、最高速度は249km/h。

ちなみにベースとなったオメガ 3000 24Vはこちら。これを見ると本文中のリアフェンダーカットの意味がわかる。

こちらはDTMに投入されたオメガ エボリューション500。実戦仕様は400馬力以上の出力を誇り、最高速度は300km/hオーバー。それでも強力なライバル達に対しては劣勢で好成績は残せなかったが、そこで得た経験はのちのカリブラの活躍に繋がるものだった。

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