MB100はメルセデスベンツのスペイン工場で生産されていた前輪駆動の小型商用バンだった。スクエアなフォルムが特徴だったが、搭載されるエンジンは72馬力の2.4L 直4ディーゼルとあくまで実用性を重視したものだった。AMGはこの商用バンに目を付け、豪華な快速トランスポーターへと生まれ変わらせた。エンジンは標準のOM616型2.4L 直4ディーゼルをターボ過給し98馬力を発生。またより強力なOM617型3.0L 直5ディーゼルターボ、127馬力も用意された。外装もAMGらしくスポーティな装いへと変更、ヘッドランプは丸目4灯となり、エアロパーツでドレスアップされていた。内装は9つのアルカンターラ表皮のバケットシートとソフトレザーを使用した折り畳みテーブルを装備し、オプションで高級オーディオシステム、自動車電話、テレビ&ビデオシステムを付けることもできた。
AMG MB 100 Dは、当時のDTMのオフィシャルチームカーとしても活躍していた。
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