クライスラーUKはヒルマン/サンビーム インプの後継となるFRレイアウトの小型車を開発していた。クライスラーUKはその後プジョーの手にわたり、タルボブランドの下でリリースされたそれはサンビームと呼ばれた。これにロータス製の2172cc直4DOHC16バルブエンジンを搭載し、フォード エスコートRSに対抗すべく生み出されたラリーウエポンがサンビーム ロータスだった。

車重960kgに152馬力のエンジンは十分にパワフルであったが、Gr.4仕様では250馬力以上までチューニングされ、若き日のヘンリ・トイボネンがアグレッシブなドライビングでWRC初優勝を飾ったマシンとしても知られている。そして、プジョータルボスポールはサンビーム ロータスの活躍を足掛かりとし、後継車であるGr.Bのプジョー 205T16を実戦に投入することとなった。

画像ギャラリー




