ホンダ バラード(1980-83 日本)

ホンダ

ベルノ店向けに設定された小型の4ドアセダンがバラード。シビック4ドアセダンの兄弟車ではあったが、ボディ外板は流用せず独自のデザインが与えられていた。また、エンジンは1.3Lと1.5LのCVCCIIが用意されており、1.5Lのみのシビックセダンよりもラインナップは豊富だった。82年のマイナーチェンジではスラントノーズにフェイスリフトを受けた。また、当時新型車の開発に難儀していた英ブリティッシュ・レイランド(のちのオースティン・ローバー)はホンダとの提携を決断。バラードはトライアンフ アクレイムとしてイギリスでも生産・販売され好調な売れ行きを見せたことから、両者はより強い提携に進んでいった。

こちらがブリティッシュ・レイランド版のトライアンフ アクレイム。ドアミラーの採用や足回り、内装の仕立てなどが独自のものになっていたが、基本的にはホンダ バラードと同じ車。

70年代の面影を引きずるブリティッシュ・レイランドのショールーム。クセが強めな在来車種の面々の中で、ホンダ設計のアクレイムは異彩を放っていたが、イギリスの自動車ユーザーには好評を持って迎え入れられた。

タイトルとURLをコピーしました