GV

ティレル

ティレル P34 フォード(1976-77)

デレック・ガードナーによって生み出された6輪F1マシン。その狙いは前輪小径化による空気抵抗の低下と、高いグリップレベルの両立。76年のスウェーデンGPでは1・2フィニッシュを飾るなど戦闘力を見せる。名うてのドライバーにより美しい6輪ドリフトを見せた。
プジョー

プジョー 205ターボ16(1984-85 フランス)

プジョー・タルボ・スポールが発案したGr.B用ウエポン。ミドに横置きされるエンジンは205GTI用1.6Lを1.8Lに拡大し16バルブ化、KKKターボで武装し200馬力を発生。5段MTはシトロエンSM用がベースで、センターデフにより前後に駆動を分配した。
アルファロメオ

アルファロメオ ジュリアTI スーパー(1963-64 イタリア)

ジュリアTIのレース向けホモロゲーションモデル。1.6Lの直4DOHCは6500rpmで112馬力を発生。ボディは標準のジュリアTIより100kg軽い960kg。フロントフェンダーには「クワドロフォリオ・ヴェルデ」を与えられた。生産は501台。
ホンダ

ホンダ L700(1965-68)

S600用がベースの687cc 直4 DOHC 52馬力を搭載した、快速ライトバン。他社製に比べて圧倒的な動力性能を持つが、その整備が難しく取扱いに難があった。ピックアップ版P700も存在。後にS800用エンジンをデチューンし搭載したL800/P800へ進化するも短命に終わる。
マツダ

マツダ R360クーペ(1960-69)

マツダ初の乗用車がR360クーペ。キャビンは小さいが後席2座を備える2+2モデル。当時の4輪自動車で最も低価格だった。Vツインエンジンで後輪を駆動。トランスミッションは当初からATが選べ、身障者用の手動スロットル/ブレーキ装着モデルも用意された。
日産

日産 フェアレディZ432(1969-71)

初代フェアレディZのトップモデル。432の名前は"4バルブ、3キャブ、ツインカム"に由来。GT-Rと共通のS20型 直6 DOHCは160馬力を発生。更に軽量化を突き詰めたZ432Rも存在。ただし、モータースポーツでは大排気量の240Zが活躍し、Z432はフェードアウトした。
TVR

TVR サーブラウ(1996-2006 イギリス)

ギリシア神話の怪獣「ケルベロス」が名前の由来。TVRとしては大柄な2+2のクーペだが、鋼管スペースフレームとFRPボディの構成で車重は1100kg程度に抑えられた。エンジンは自製4.2L V8 360馬力が用意され、後に4.5Lや直6 4.0Lも追加される。
アルピーヌ

アルピーヌ A110(1962-77 フランス)

A108のボディ後半部のデザインを変更し、より洗練されたモデル。エンジン、サスペンションにルノー8の機構を流用。ブレーキは4輪ディスク、スイングアクスルも改良され操縦性は大幅に向上。エンジンは1.3Lと1.6Lが用意された。WRC初年度73年の王者を獲得。
オースチン

オースチン セブン(1922-39 イギリス)

簡素だが手ごろで廉価な"サイクルカー"に対抗できる実用的な小型車としてハーバート・オースチンの主導で開発。セブンの名称はイギリスの課税馬力である7馬力に由来する。累計生産台数は29万台で、戦前の英国で最も多く生産された小型車となった。
BMW

BMW Dixi DA-1(1928-32 ドイツ)

第一次大戦の敗戦で航空機製造以外の道を模索したBMWは小型車生産を目論む。アイゼナハ車両製作所を買収し、彼らが生産していたDixi DA-1の生産権を継承。この車は英国オースチン セブンのライセンス生産モデルであった。これがBMWが製造した最初の車となる。
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