イタリア

デトマソ

デトマソ マングスタ(1966-71 イタリア)

ヴァレルンガのシャシーを拡大し、4.7LのフォードV8をミドシップ配置した強力なモデルがマングスタ。前衛的なデザインはギア時代のジウジアーロが担当。エンジンフードの開き方も特徴的。マングスタの名称はシェルビーコブラに対抗したものだった。
ランチア

ランチア プリズマ(1982-89 イタリア)

デルタに独立したトランクルームを追加し、3ドアサルーンとしたモデル。パワートレーンはデルタ同様の直4 1.3L~1.6L。デルタに先んじて84年に1.9Lディーゼルが追加。86年には2.0LにデルタHF4WD譲りの4駆機構を設けたプリズマi.e.4WDが追加された。
その他

インターメカニカ グリフィス600GT(1965 イタリア)

TVRグリフィスで有名なジャック・グリフィスとインターメカニカの共同開発。デザインはフランコ・スカリオーネで、エンジンはプリムス製4.5L V8を搭載。14台の生産でグリフィスの会社が倒産。後にオメガに改名され33台が生産された。
マセラティ

マセラティ カムシン(1972-83 イタリア)

ギブリの後継車として登場したカムシンは、ベルトーネのマルチェロ・ガンディーニによるデザインで、ウェッジシェイプの効いた意匠を持つ。テール部分がガラスパネルとなっていることも特徴で後方視界は良好だった。シトロエンの影響を受け、ヘッドライト開閉等各部に油圧システムを使用。エンジンは伝統のV8 DOHC 4.9L 320馬力をフロントミドに搭載、50:50の優れた前後重量配分を実現していた。
その他

キメラ EVO37(2021 イタリア)

キメラアウトモビリがランチア ラリー037を現代の技術でで蘇らせる。車体はベータ モンテカルロのシャシーをベースにパイプフレームで構成。エンジンはオリジナルのランプレディユニットを使用し、ターボとスーパーチャージャーのダブル過給から505馬力を発生。
ベルトーネ

ベルトーネ ジェネシス(1988 イタリア)

ベルトーネが1988年のトリノモーターショーで披露したコンセプトカー。前部にガルウイングドアを採用する未来的な5ドアのミニバンだったが、メカニズムはランボルギーニカウンタックのものを流用。455馬力の5.2L V12エンジンに3段ATを組み合わせた。
アウトビアンキ

アウトビアンキ ステリナ(1963-65 イタリア)

フィアット600のコンポーネンツを使ってアウトビアンキが造ったスポーツカー。ボディにFRPを採用した最初のイタリア車と言われる。767ccの直4 OHVは32馬力。後に若干排気量を拡大したステリナ800に進化する。販売は芳しくなく、短命に...
アルファロメオ

アルファロメオ ジュニアZ(1969-75 イタリア)

1300スパイダージュニアの車体をベースに、ザガートの美しいボディをまとったモデル。前後オーバーハングを切り詰め、リアはコーダトロンカ形状。リアハッチが開くスポーツカーは当時珍しく、換気のために開けて走ることもできた。 画像...
ザガート

ザガート “ホンディーナ” ヤングスター(1970 イタリア)

1969年のトリノショーで、ザガートはフィアット500ベースのスポーツカー"ザンザーラ"(写真右下)を展示。"ホンディーナ"はその後継モデル。シャシーは同様にフィアット500ベースだが、エンジン等はホンダN360のものを流用していた。 ...
マセラティ

マセラティ ブーメラン(1971 イタリア)

イタルデザインのジウジアーロが設計製作し、71年のトリノオートショーでデビューしたコンセプトカー。強いウェッジシェイプと平面構成が特徴。当初モックアップだったが後に走行可能に。主要部品はボーラから流用。エンジンは4.7L V8 310馬力...
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