ドイツ(西ドイツ)

ポルシェ

ポルシェ 911 スポーツクラシック(2023 ドイツ)

かつての空冷911をオマージュしたモデル。3.7Lの水平対向6気筒ツインターボは550馬力を発生、これに7段MTを組み合わせる。911ターボ用のワイドボディに、73カレラ風ダックテールスタイルの固定リアスポイラーも装備。足回りもターボ用がベースとなる。
ポルシェ

ポルシェ 934(1976-77 ドイツ)

930ターボをベースとした、Gr.4用レーシングモデル。3.0Lの930/75型エンジンはポルシェ初の水冷インタークーラーを装着し1.4bar過給で485馬力を発生。巨大なオーバーフェンダーやフロントスポイラーが特徴で、車重は1090kgまで軽量化された。
ポルシェ

ポルシェ 935/2 “ベイビー”(1977 ドイツ)

1977年当時のドイツ・レーシングカー・マスターズ(DRM)は4.0L以下のクラスであるディビジョン1ではポルシェ935が大量に投入されて、それ以外では勝てないような状態に陥っていた。そこでテレビ局がエンジン排気量2.0L以下のディヴィジョン2のみの放送の意向を示し、これに憤慨したポルシェは2.0L以下クラスに合致する1.4Lターボの935を産み出した。当時のターボ係数は1.4のため、それを乗じてちょうど2.0Lに収まるように排気量を抑えた1425ccのフラット6ターボを開発、370馬力以上を発生。車重はバラスト込みで730kgに抑えられた。空力を重視したフロントフードのフィンと、その後端に内蔵されたミラーも特徴となっている。小排気量故に、ポルシェ935/2はベイビーの愛称で呼ばれた。
ポルシェ

アウトベッカー ポルシェ959 スピードスター(ドイツ)

ドイツ人レーシングドライバーであるユルゲン・レッシグが所有する1987年製ポルシェ959は、アウトバーンを225km/hで走行中にアウディ80と衝突し、大破してしまった。アウトベッカー社は、この大破した959を買い取りレストアを試みた。横転によりルーフ部分が使用不可となっていたため、思い切ってオープンボディに架装し見事に蘇る。当初は911スピードスター用のフロントウィンドウが与えられたが、後にカブリオレ用に変更された。
アウディ

アウディ A1クワトロ 2.0TFSI(2012 ドイツ)

のちに登場するS1のプロトタイプとして先行デビュー、333台のみ販売された限定モデル。エンジンは直噴2.0L直4ターボ「TFSI」で256馬力を発生。駆動は電子制御多板クラッチを使用した4輪駆動。小柄なボディから245km/hの最高速を引き出した。
フォルクスワーゲン

フォルクスワーゲン EA128(1963 ドイツ)

フォルクスワーゲンがアメリカ市場でシボレー コルベアに対抗するために試作したモデル。大柄でスクエアなボディの6人乗り高級セダンとなっていた。エンジンはポルシェ911用水平対向6気筒を90馬力にデチューンしリアに搭載、5段マニュアルトランスミッションと組み合わせた。最高速度は160km/hと当時としては十分高性能な実力を持つ。
BMW

BMW ターボ(1972 ドイツ)

1972年のミュンヘンオリンピック会場で披露されたコンセプトカー。ポール・ブラックによるデザインのミドシップスポーツ。エンジンは2002用のM10型の直4 1990ccをターボ過給し280馬力を発生。これを車体中央に横置き配置した。キドニーグリルを内包しつつも未来的なフロントスタイルのBMWターボのデザインは、のちのM1やZ1、8シリーズに影響を与えた。
フォルクスワーゲン

フォルクスワーゲン ニュービートル RSi(2001 ドイツ)

ニュービートルに250台限定で用意されたホットバージョン。片側90mmのワイドフェンダーに大型リアウイング、18インチホイールで武装し、フルバケットシートも奢る。エンジンはカップカー用のVR6 2.8Lを拡大した3.2L SOHCで225馬力を発生。駆動方式は4モーションシステムと呼ばれる4輪駆動、トランスミッションは6速マニュアルのみの組み合わせだった。
ポルシェ

ランザンテ ポルシェ 930 TAGターボ(2019)

かつてマクラーレンが製作したF1エンジンテスト用の930ターボ。これをレースコンストラクターのランザンテが現代に蘇らせる。930ターボにマクラーレンMP4/2の1.5L TAG-ポルシェV6ターボを、ロードユースに合わせて510馬力にデチューンし搭載する。
BMW

BMW コンセプトクーペ ミッレミリア2006(2006 ドイツ)

1940年のミッレミリアで活躍した、328ツーリングクーペをオマージュしたコンセプトカー。サスペンション周りとパワートレーンはZ4 Mからの流用。エンジンはS54B32型 直6 3.2L DOHCが搭載され、343馬力を発生する。オールドスタイルながら空力にも配慮されたボディはカーボン製でファインシルバーに塗装された。複雑なロールケージと、ヒンジ付きのキャノピータイプのハードトップルーフによる乗降も特徴的だった。
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