ポンティアック ペガサス(1971 アメリカ)

ポンティアック

シボレーのデザイナー、ジェリー・パーマーが描いたカマロとフェラーリ250TRのスタイルを融合させたスケッチ。これがGMデザイン部門のボスであるビル・ミッチェルの目に留まり、ファイヤーバードをベースに具現化されたのがこのワンオフモデル。”火の鳥”と”跳ね馬”との融合を示す”ペガサス”という名称を与えられた。そのデザインの随所に50~60年代フェラーリの要素が取り入れられ、優雅かつワイルドな外観となっていた。そして搭載されたエンジンは、なんとエンツォ・フェラーリの許可を得てマラネロより正式に提供された365GTB/4用の4.4L V12。トランスミッションは当初3速ATが組み合わせられたが、のちにフェラーリ用の5速に換装された。ビル・ミッチェルはペガサスをいたく気に入っており、出勤時など日常的に使用することもあった上、この車はGM退職後は彼の手元に引き取られた。

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