シボレーインパラSS（1994-96 アメリカ）

80年代中盤にカタログモデル落ちしたインパラは、往年のオプションパッケージ名を与えられ”インパラSS（スーパースポーツ）”として復活した。その成り立ちはカプリスのポリスパッケージである”9C1″をベースとしたもの。エンジンはコルベット用のLT1型5.7L V8 OHVをデチューンして搭載。それでも260馬力、45.6kg-mと、SSの名に恥じない高出力を発生。足回りは9C1用を流用したハードなサスペンションとスタビライザー、LSDが装備され、リアブレーキはディスク化。タイヤサイズは255/50ZR17と当時としては極太のものが与えられた。当初のボディ色はブラックのみだったが、のちにダークチェリーメタリックとダークグレーグリーンの2色が追加。インパラSSの総生産台数は6.9万台以上と販売は好調だったが、ベースのカプリスの生産終了に伴いインパラSSもわずか3年のモデルライフとなった。