のちにコルベットのチューニングで著名となるリーブス・キャラウェイ。彼は元々BMW用のターボチューンを手掛けていた人物だった。そんな彼が、米国のアルファロメオインポーターと協力して開発したのがこの車。当時旧態依然となっていたアルファロメオ GTV-6をIHI製のターボチャージャー2基によりドーピング。2つの空冷インタークーラーと2つのスロットルバルブ、そしてボッシュ製インジェクターを組み合わせて、V6 2.5L SOHCエンジンは230馬力、33.8kg-mの高出力を得た。0-60mphは5.9秒、最高速度はギアレンジの関係で230km/h弱。また、ステアリングやギアリンケージ、サスペンションも改良した上で12,000マイルもしくは1年間の保証を付ける品質の高さも特徴だった。生産台数は35台程度と言われる。この車がGMの目に留まり、キャラウェイがコルベットを手掛けるきっかけとなった。
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