日産 MID4 Ⅰ型(1985 日本)

日産

『夜の雨のアウトバーンでポルシェを追い抜く』というテーマを持って開発されたコンセプトカーがMID4だった。その名はミドシップ+フルタイム4WDという成り立ちから来ており、当時の日産の先進技術がいくつも投入されていた。車体中央に横置き搭載されるエンジンは3.0LのVG型エンジンをDOHC化したVG30DEで、230馬力を発生した。これにシュタイア・プフ社が開発したフルタイム4WDシステムと、その後の日産製高性能車の象徴となるスポーツ4WS技術であるHICASが搭載されていた。このMID4は東京モーターショーをはじめ各所で好評となり、2年後にはより洗練されたⅡ型が登場した。

1985年の東京モーターショーでは、通常のMID4のほかにレース仕様車も展示されていた。

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