日野 コンマース(1960-62 日本)

日野

少数生産と割り切り、モノコックボディ、トーションバーを使用した4輪独立懸架、そして前輪駆動という当時の先進的な技術を投入したキャブオーバー型商用車がコンマースである。これは日野自動車が初めて独自開発を行った小型四輪自動車であり、前輪駆動の市場実験的に投入されたモデルでもある。エンジンは日野ルノー4CV用を改良した836ccの直4 OHVで28馬力を発生。のちにコンテッサ900用の35馬力に換装された。ボディサイズは全長3,940mm×全幅1,690mm×全高1,910mmである。バリエーションは2人乗りの500kg積みバンを基本とし、最大11人乗りの小型バス仕様まで用意されていた。輸出も含め、2,433台が生産された。

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