フェラーリ348(tbまたはts)をベースとした、ケーニッヒが手掛けたチューニングカー。最大の特徴は、フェラーリF40を強く意識したスタイリングと、その性能に匹敵するターボチューンが施されていたことである。F40ばりの巨大なリアウイングとワイドボディキットを装着し、テールランプも丸形へと変更を受けていた。足元にはOZレーシング製のマルチピースホイールを採用していた。そして348の3.4L V8エンジンは2基のギャレットT3タービンとインタークーラーで武装し、純正の300馬力から550馬力へと大幅にパワーアップ。これにより0-100km/hは4.4秒、最高速度は325km/hを誇り、ケーニッヒの狙い通りF40並みの性能を持つチューニングカーとなっていた。生産台数は10台程度で、その中にはフロントにカーボンセラミックブレーキを導入した個体も存在した。

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