フォルクスワーゲン ゴル(1980-94 ブラジル)

フォルクスワーゲン

ブラジル市場で販売されていたブラジリアの後継車として開発された、ラテンアメリカ向けモデル。アウディ80やパサート用のプラットフォームから派生したBXプラットフォームを使用。これにビートル用、1.3Lもしくは1.6Lの空冷フラット4エンジンを縦置き搭載して前輪を駆動した。当初は3ドアハッチバックのみだったが、のちに2ドア&4ドアセダンのヴォヤージュ、ワゴンのパラティ、更にはピックアップトラックもラインナップされた。デビュー時は空冷エンジンのみだったが、84年から水冷直4エンジンモデルも追加され順次水冷化が進む。水冷直4 1.8Lを搭載した”GT 1.8″はアルコール燃料仕様で99馬力(ブラジルの税制対応で控えめな表記となっており実際は110馬力程度)を誇る、フォード エスコートXR3に対抗するホットモデルであった。

初代ゴルファミリーのモデルライフは長く、何度かマイナーチェンジを実施している。モデルライフ末期はこのように洗練された外観になっていた。

空冷フラット4で登場したゴルは、86年には全モデルが水冷の直4エンジンへ換装された。この直4エンジンも縦置き配置。エンコパ全長が足りなかったため、ラジエターはエンジン脇に配置されていた。

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