1987年の東京モーターショーに参考出品されたのが、2代目ソアラに電動格納式メタルトップを装着したモデル。エアロキャビンと呼ばれたこのソアラは2年後の1989年に500台限定で販売され、量産車としては世界初の電動格納式メタルトップ装着車となった。ベースとなったのは3.0GTで、エンジンは3.0L直6DOHCターボ(7M-GTEU型)を搭載し240馬力を発生。エアロキャビンには4速オートマチックのみが組み合わされた。そのデザインは一見すると普通のソアラと変わらない見た目だが、メタルトップ化に伴いクォーターウィンドウが小さくなり、Cピラーが前方に移動していた。また、メタルトップ格納スペースのために後部座席は無くなり、その代わりに収納ボックスが備え付けられていた。メタルトップはスイッチひとつでトランク内に格納。完全なオープンスタイルではなく、サイドウィンドウのサッシやCピラーは残る独特なスタイルだった。

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